iseeit.jp 情報通信技術

『情報通信技術』に関するスキルのほかに、『情報セキュリティ』に関するスキルも重点テーマです。また、特に今後の『高速モバイル通信』と『インターネット』に注目していきます。

APIPA

まずは練習問題から。

問題:APIPA(Automatic Private Internet Protocol Addressing)によって設定されたIPアドレスは、次のどれですか。

A. 169.253.0.1

B. 169.254.0.1

C. 169.255.0.1

D. 192.254.0.1

 

かなり以前ですが、Windows 2000 の PC に、USB の有線 LAN ネットワーク・アダプタを接続してみたところ、メモリ不足や、 USB ポートのエラーが表示されたあとに、フリーズ。しかたがなく、電源ボタンで落として再起動。すると、いままでつながっていた無線 LAN もインターネットにつながらなくなってしまいました。

このとき、IPCONFIG コマンドで状況を確認してみると、IP アドレスが、169.254.・・・で始まるアドレスになっていました。

Windows 2000 には、APIPA(Automatic Private Internet Protocol Addressing)の機能がありました。ネットワークに DHCP サーバがない状態でも、IP アドレスの自動設定を行う機能です。サブネットマスク 255.255.0.0、クラス B のアドレス 169.254.0.1 から 169.254.255.254 の範囲で割り当てられます。なお、デフォルトゲートウェイは設定されませんので、ブロードバンドルータなどでインターネット接続できない状態になります。

問題の答えは、B となります。

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 (2011.08.28 21:00)