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ファイナンシャル・プランニング技能検定試験(FP試験)向けのテキスト・問題集を中心に紹介します

FP技能士2級試験AFP 最短集中ゼミ10~11

わたしが、きんざい2級個人資産相談業務試験と、日本 FP 協会2級資産設計提案業務試験を受検する際に利用したテキストの最新刊です。

 

FP技能士2級試験AFP 最短集中ゼミ'10~'11

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表紙には、「これで一発合格!」とありますが、わたしも、結果として両試験に一発合格でした。

 

2級個人資産相談業務試験の5月試験を受検しようと準備を始めたのが、その年の3月。同じ年の1月に3級個人資産相談業務試験を受検して、3月に合格発表が行われたあとです。学習期間はおよそ2ヶ月間です。この学習期間をおおまかに3段階にわけました。これは、3級個人資産相談業務試験の学習方法と同じです。ただ、その内容は3級よりもだいぶ濃いものです。

なお、2級資産設計提案業務試験は、同じ年の9月に受検しました。このときは過去問題集で学習を進めました。

まず最初は、このテキストをひととおり読んで、自分がわかりやすいと思ったところと、わかりにくいと思ったところを把握します。

中盤は、問題集を何度か繰り返します。何度か繰り返して全問正解を目指します。テキストで理解したと思っていたことでも、問題によってその理解がまだ不十分だったことに気づいたり、逆にテキストでわかりにくいと思っていたことでも、理解のヒントがあったりします。わたしは、問題集を繰り返していた期間がメインで、およそ1ヶ月強でした。

試験前には、ふたたびテキストの注釈などもふくめて細部を読み直します。このテキストの注釈など事項から出題されていることもよくありました。

 

注意しなければいけないことは、これで試験で、特に学科試験で満点がとれるものではないということです。わたしの感覚では、試験直前までに、このテキストの80%を理解すれば、試験で合格点がとれるぐらいのものと思われます。たとえ、このテキストの100%理解しても満点は難しそうです。つまり、あくまでも試験合格に必要な事項が選ばれているということなのでしょう。なお、実技試験対策としても、問題集での問題演習は別に必要と考えておいたほうがよいと思います。

 

他のテキストと比較すると、ページ数は少ないほうだと思います。ですので、比較的短期間で、出題範囲全体を見渡すことができると思います。重要ポイントがコンパクトに解説されています。

他のテキストと比較すると、チェック問題などの収録がないことが特徴です。これがページ数が少ないと感じられた理由だと思います。わたしは問題集を別に購入して問題集中心の学習でしたので、ちょうどよいボリュームと価格のテキストでした。

逆に、図表や解説が中心のちょっとシンプルな構成なので、物足りなさそうな感じをもたれるかもしれません。

 

わたしの受検当時は、このように感じて本書で学習を進めましたが、その後、試験合格に向けて学習しやすいように工夫されたテキストもみかけるようになりました。2級では学習する内容も大幅に増えますので、受検する方それぞれで、学習のやりやすそうなテキストを選ばれるのが良いことはいうまでもありません。

 

FP技能士2級試験AFP 最短集中ゼミ'10~'11

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 (2011.08.28 21:00)