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『ファイナンシャル・プランニング』に関するスキルが重点テーマです。また、投資に関連して、『コーポレート・ファイナンス』や『会計』などについてもみていきます。

年金現価係数

ファイナンシャル・プランニング『6つの係数』は、ファイナンシャル・プランニング技能検定試験の実技試験で必ず出題される事項です。

そのうちのひとつ、年金現価係数とは。

日本 FP 協会が実施している2級ファイナンシャル・プランニング技能検定試験(資産設計提案業務)実技試験の平成 20 年 5 月試験問題の一部をみてみます。

なお、試験問題の全文は、日本 FP 協会の Web サイト http://www.jafp.or.jp/ にて公開されています。

 

問26

五十嵐さんは66歳からの20年間、それまで準備してきた資金から毎年末に100万円ずつを取り崩していきたいと考えている。年利3.0%で複利運用するとした場合、65歳の時点でいくらの資金があればよいか。

 

年金現価係数は、この問のように、元本を一定利率で複利運用しながら、毎年一定金額を一定期間取り崩していくとき、現在いくらの元本で複利運用を開始すればよいかを計算するときに利用します。

さて、この問題を解くにあたり、係数早見表が試験問題中に提示されています。ここでは、年金現価係数の列のみを取り上げます。

<係数早見表(年利3.0%)>
  年金現価係数
1年 0.971
2年 1.913
3年 2.829
4年 3.717
5年 4.580
6年 5.417
7年 6.230
8年 7.020
9年 7.786
10年 8.530
15年 11.938
20年 14.877
25年 17.413
30年 19.600

年金現価係数の年利3.0%の係数早見表より、期間が20年のときの係数14.877を使用します。

(年間取り崩し額)100万円×(年利3.0%、20年間の年金現価係数)14.877

=14,877,000円

となります。

 

年金現価係数を使って試算する Web アプリを公開しています。

ブラウザー(クライアントマシン)にインストールするものは何もありませんし、シンプルに年金現価係数を使って計算結果を表示するだけのものですので、すぐに利用できるものと思います。試してみてください。

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 (2011.08.28 21:00)