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『ファイナンシャル・プランニング』に関するスキルが重点テーマです。また、投資に関連して、『コーポレート・ファイナンス』や『会計』などについてもみていきます。

2008年12月アーカイブ

2008 年大納会

東京株式市場は、2008 年最後の取引を終えました。日経平均株価 8,859.56 円。

今年の日経平均株価の動きを振り返ってみると、やはり 10 月の下落の大きさにつきてしまいます。

2008 年 09 月 24 日の日経平均終値が、12,115.03 円。

2008 年 10 月 27 日の日経平均終値が、7,162.90 円。

この差は・・・。

あわせて、7 月から 10 月にかけての対ドル、対ユーロにおける円高の急進も忘れられない出来事です。

12 月は、今後の様子見ということで、変動は小さかったようですが、来年 2009 年は、さっそく 1 月からの動きが注目となりそうです。

株価は、まず、どの材料と連動していくのでしょうか。為替?経済指標?政策?海外動向?・・・

原油大幅安、だが円高

急激に上昇していた原油価格は、急速大幅に安くなっています。ガソリン価格も大幅に安くなってきています。ことし年末の帰省の交通手段はどの利用が多いのでしょう。

ところが、原油安にかわって、為替相場が急激に変動し、大幅な円高が進みました。金融危機や景気後退も影響し、金融のほか自動車や電機といった産業が大混乱です。2009年は、さらに深刻化し、他の産業へ波及も心配されます。そして、個人生活への影響と混乱がもっとも心配されます。

わたし個人としては、嵐が過ぎ去るのをじっと待つことしかできないように思います。最小限の経済的損傷にとどめるようにしていくことを考えるしかないようです。

それでも、最近はあまり聞かれなくなりましたが、エネルギー、特に新エネルギーのニュースには大きな興味を持ち続けていますし、環境対策についても関心は高いです。

現在の状況を・・・これが最優先だと思いますが、エネルギー・環境への取り組みはなんとか継続したいし、継続していってほしいと思うところです。

日銀は政策金利を0.1%に

2008 年 12 月 18 日と 19 日に日銀は金融政策決定会合を開きました。政策金利の引き下げなどについて注目されていました。

日本銀行の Web サイト http://www.boj.or.jp/

にて、『金融政策の変更について』、そして別紙『金融調節手段にかかる追加措置について』が公表されています。

金融市場調節方針の変更として、無担保コールレート(オーバーナイト物)を、0.1%前後で推移するよう促すと決定しています。

ちなみに、日本銀行の Web サイトには、『教えて!にちぎん』という Web ページがあり、そこで日銀の金融政策などに関する簡単な説明がありますので、参考になります。

FRB ゼロ金利政策を決定

2008 年 12 月 16 日、米連邦準備理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を 0.0 ─ 0.25 %に引き下げることを決定しました。

日本で数年前にとられていたいわゆる『ゼロ金利政策』にあたるものとされます。そして、『量的緩和政策』への移行するものです。

景気後退の痛みを和らげる効果を期待するところです。景気回復には少なくとも1年以上の期間がかかるという予測をよく耳にします。早期の景気回復につながることも期待するところです。

現在は、世界規模の金融危機と世界規模の景気後退の状況にあります。各国の景気の状況、金融政策の状況にも目が向けられることになるのでしょう。

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 (2011.08.28 21:00)