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『情報通信技術』に関するスキルのほかに、『情報セキュリティ』に関するスキルも重点テーマです。また、特に今後の『高速モバイル通信』と『インターネット』に注目していきます。

VPN(Virtual Private Network)の概要

 

VPN(Virtual Private Network)は、インターネットなどオープンなネットワーク上で構築されている仮想的な専用回線網をいいます。

VPN には、主にインターネットを利用するインターネット VPN と、通信事業者が運用する閉域ネットワークを利用する IP-VPN とがあります。

 

インターネット VPN での技術要素としては、IPsec(IP Security Protocol)があげられます。IPsec は、IP パケットの暗号化と認証機能を実現する技術です。

インターネット VPN では、そのほかに SSL が利用される場合もあります。この場合は、SSL-VPN と呼ばれます。

 

IP-VPN での技術要素としては、MPLS(Multi Protocol Label Switching)があります。エッジルータとラベルスイッチルータ(コアルータともいわれます)という専用のルータで IP パケットを転送します。また、IP パケットのヘッダにラベルという IP-VPN 専用の情報が付加されます。

IP-VPN は、広域イーサネットともよく比較されます。主として、IP-VPN は、ネットワーク層(レイヤ3)での通信であるのに対して、広域イーサネットは、データリンク層(レイヤ2)での通信となります。広域イーサネットでの技術としては、VLAN(Virtual LAN)があげられます。

 

そのほか、例えば、リモート拠点から ISP にアクセスして本社拠点に接続する場合の技術として、PPTP/L2TP があげられます。

 

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 (2011.08.28 21:00)