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DCF 企業価値簡易シミュレーター

Corporate Finance / Valuation Tool

DCF 企業価値 簡易シミュレーター

将来キャッシュフローを現在価値に割り引いて企業価値を算出。
WACC計算機・感応度分析ヒートマップで「仮定の影響」を可視化します。

BigNumber.js 高精度計算 WACC 内訳計算機 感応度分析ヒートマップ ゴードン成長モデル

このツールについて

DCF(Discounted Cash Flow)法は、企業が将来生み出すキャッシュフローを現在価値に割り引いて 企業価値を算出する手法です。M&A・投資判断・FP試験(コーポレートファイナンス)で幅広く用いられます。 本ツールでは、FCF・WACC・継続価値の3つのパラメータを調整しながら企業価値の変化を体験できます。

WACCは直接入力と内訳入力(負債コスト・株主資本コスト・資本構成)の2方式に対応。 感応度分析ヒートマップで「WACCと永久成長率の仮定がいかに結果を左右するか」を視覚化します。 金融計算には BigNumber.js を採用し、精度の高い割引計算を行います。

💹

DCF 法の体験

FCF・WACC・成長率を変えながら企業価値の変化を直感的に確認

🧮

WACC 計算機内蔵

負債コスト・株主資本コスト・D/E比率から自動計算

🌡️

感応度ヒートマップ

WACC・永久成長率を変化させた9×9の企業価値マトリクス

📈

年次キャッシュフロー表

各年のFCF・割引係数・現在価値を一覧表示

DCF シミュレーター

FCF(フリーキャッシュフロー)設定
継続価値(ターミナルバリュー)設定
計算式(ゴードン成長モデル):
継続価値 = FCFn+1 ÷ (WACC − g)
WACCと永久成長率が近いほど継続価値が大きくなります
WACC 計算機(内訳から自動計算)

▍ シミュレーション結果

企業価値(EV)
億円
予測期間 PV
億円
継続価値 PV
億円
継続価値比率
%
FCF と現在価値
企業価値の内訳
年次キャッシュフロー表
年度 FCF(億円) 割引係数 現在価値(億円)
感応度分析ヒートマップ

WACCと永久成長率を±0.5%ずつ変化させた場合の企業価値(億円)。太枠が現在の設定値です。

なぜ右上(高WACC・低成長)は低く、左下(低WACC・高成長)は高いか: WACCが高いほど将来CFの割引が大きくなり現在価値が下がります。永久成長率が高いほど継続価値が大きくなります。 特に永久成長率がWACCに近づくと分母(WACC−g)がゼロに近づき、継続価値が急騰します。
【免責事項・ご注意】
本ツールの計算結果はシミュレーションです。実際の企業価値評価には財務諸表の詳細分析・市場環境・ 非財務要因等の考慮が必要です。投資判断・M&A判断の根拠としての使用はお控えください。 税務・財務上の判断は専門家(公認会計士・税理士等)にご相談ください。

ツールの使い方

1

FCF(フリーキャッシュフロー)を設定する

評価対象企業の直近年度のFCFを入力します。FCF成長率・予測期間も設定してください。 成長率は過去実績や業界平均を参考にします。初めての方はデフォルト値(FCF 100億円・成長率5%・10年)のままでもお試しいただけます。

2

WACC を設定する

「直接入力」または「内訳から計算」を選択します。 内訳入力では負債コスト・実効税率・株主資本コスト・負債比率から自動計算します。 WACCが算出されたら「この値を使用」ボタンでシミュレーターに反映できます。

3

継続価値(ターミナルバリュー)の永久成長率を設定する

予測期間終了後に企業が永続的に成長すると仮定した成長率です。 通常は長期GDP成長率(1〜3%程度)を用います。WACCを超える値は設定できません。

4

「シミュレーションを実行」を押して結果を読む

企業価値サマリー・年次キャッシュフロー表・グラフ・感応度ヒートマップが表示されます。 ヒートマップでは中央の太枠セルが現在の設定値で、周囲のセルで仮定を変えた場合の企業価値が確認できます。

FP試験・証券外務員との関連: コーポレートファイナンスの DCF 法はFP2級・証券外務員・証券アナリスト試験で頻出です。 本ツールで計算過程を体験することで、試験問題の数値感覚が身につきます。
DCF 法の計算構造

企業価値は「予測期間の現在価値合計」と「継続価値の現在価値」の2つで構成されます。

EV = Σ [ FCFt ÷ (1 + WACC)t ] + TV ÷ (1 + WACC)n
TV(継続価値) = FCFn+1 ÷ (WACC − g)
FCFn+1 = FCFn × (1 + g)
EV:企業価値 / FCF:フリーキャッシュフロー / WACC:加重平均資本コスト / g:永久成長率 / n:予測期間
WACC(加重平均資本コスト)の計算式:
WACC = Rd × (1 − T) × D/(D+E) + Re × E/(D+E)
負債コストに節税効果(1−T)を乗じて税引後コストを算出し、株主資本コストと加重平均します。
継続価値が企業価値の大半を占める理由: 予測期間(例:10年)のFCFは全体のわずかな部分に過ぎず、その先の無限期間分の価値が継続価値として凝縮されます。 このため永久成長率の仮定が企業価値に与える影響は非常に大きく、感応度分析で確認することが重要です。
WACC の構成要素と意味
構成要素 意味 目安
負債コスト Rd借入金・社債の利率。節税効果(税盾)で税引後コストに換算1〜5%
株主資本コスト Re株主が期待するリターン。CAPMモデル(Rf + β×市場リスクプレミアム)で算出6〜15%
実効税率 T法人税・住民税・事業税を合わせた実効税率。負債コストの節税効果を計算約30%(日本)
負債比率 D/(D+E)総資本に占める有利子負債の割合。資本構成を示す業種により異なる

入力と出力の解説

⬇ 入力パラメータ
FCF
基準年 FCF(億円)

評価対象の直近年度のフリーキャッシュフロー。営業CF − 設備投資で概算できます。
範囲:1〜1,000億円

FCF
FCF 成長率(%)

予測期間中の年次成長率。業界平均・過去実績を参考に設定します。
範囲:−5%〜20%

FCF
予測期間(年)

明示的にFCFを予測する期間。一般的に5〜10年。
範囲:3〜15年

WACC
WACC(割引率)

加重平均資本コスト。直接入力または内訳(Rd・Re・D/E・税率)から自動計算できます。
範囲:1〜20%

継続価値
永久成長率 g(%)

予測期間終了後の永続的成長率。長期GDP成長率(1〜3%)が目安。
WACCを超える値は設定不可。範囲:0〜5%

⬆ 出力・結果
サマリー
企業価値(EV)

予測期間の現在価値合計+継続価値の現在価値。DCF法による事業価値の推計値です。

サマリー
継続価値比率(%)

企業価値に占める継続価値の割合。一般的に60〜80%を占めることが多く、仮定の重要性を示します。

グラフ
FCF と現在価値 / 内訳円グラフ

各年のFCFと割引後の現在価値の比較、予測期間PVと継続価値PVの内訳を可視化します。

テーブル
年次キャッシュフロー表

各年のFCF・割引係数・現在価値を一覧。割引が累積するほど現在価値が小さくなる様子が確認できます。

分析
感応度分析ヒートマップ

WACC・永久成長率を±0.5%ずつ変化させた9×9の企業価値マトリクス。仮定の影響度を一望できます。

【免責事項・ご注意】
本ツールの計算結果は教育・学習目的のシミュレーションです。実際の企業価値評価には財務諸表の精緻な分析・ 市場環境・競合状況・非財務要因等の総合的な考慮が必要です。 投資判断・M&A判断の根拠としての使用はお控えください。 税務・財務上の判断は公認会計士・税理士等の専門家にご相談ください。

『DCF 企業価値簡易シミュレーター』を公開しました。

ファイナンシャル・プランニング
債券利回り計算(単利)

最終利回り計算(単利) : 債券を購入時点から、最終償還日まで保有していた場合に得られる収益の利回りを単利にて計算します。

所有期間利回り計算(単利) : 債券の購入時点から、最終償還日前の売却時点までの所有期間に得られる収益の利回りを単利にて計算します。