1. マーケット環境の理解
主要マーケットの特徴と相互関係
金融市場は株式・債券・為替・金利・商品(コモディティ)など複数のマーケットで構成されており、それぞれが密接に連動しています。
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株式市場
企業の株式が売買される市場。企業業績・景気・金利・為替などを反映して価格が変動します。景気拡大期には上昇しやすく、後退期には下落しやすい傾向があります。
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債券市場
国債・社債などが売買される市場。金利と価格が逆方向に動くのが最大の特徴です。景気後退期には安全資産として買われやすく、価格が上昇します。
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為替市場
異なる通貨が売買される市場。金利差・経常収支・リスク選好などによって為替レートが変動します。円安は輸出企業の業績向上を通じて株価にプラスに働く一方、輸入物価を押し上げます。
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商品(コモディティ)市場
金・原油・穀物などが取引される市場。インフレ局面や地政学的リスクが高まると金(ゴールド)が安全資産として買われる傾向があります。
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主要な相互関係
金利上昇→ 債券価格下落・株式に下押し圧力・円高要因。
景気拡大→ 株式上昇・債券売られる(金利上昇)・円安になりやすい。
リスク回避→ 株式売り・安全資産(国債・金・円)買い。
経済成長率・国内総生産(GDP)
GDP(国内総生産)とは、一定期間内に国内で生産されたすべての財・サービスの付加価値の合計です。経済規模を示す最も基本的な指標であり、前期比・前年比の変化率を経済成長率といいます。
景気動向指数
景気動向指数とは、複数の経済指標を統合して景気の現状・方向性を把握するための指標です。内閣府が毎月公表します。
日銀短観・業況判断DI
日銀短観(全国企業短期経済観測調査)とは、日本銀行が四半期ごと(3月・6月・9月・12月)に実施する企業へのアンケート調査です。企業の景況感を把握する代表的な指標で、国内外の金融市場に大きな影響を与えます。
景気循環
景気循環とは、景気が拡張(好況)・後退・谷(不況)・回復という四局面を繰り返す現象です。各局面で株式・債券・為替への影響が異なります。
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四局面と各資産への影響
回復期:景気が底を打ち上向き始める。株式が上昇し始め、金利は低水準。
拡張期(好況):企業業績拡大・雇用増加。株式が高値圏、金利が上昇、債券価格が下落しやすい。
後退期:景気が頭打ちとなり下降。株式が下落し始め、安全資産(国債・金)が買われる。
谷(不況):景気が底。金利が低下し、債券価格が上昇。次の回復期への準備段階。
景気循環の波にはコンドラチェフ波(約50年)・クズネッツ波(約20年)・ジュグラー波(約10年)・キチン波(約40か月)等の種類があります。FP試験では局面別の資産への影響が出題されます。
マネーストック
マネーストックとは、金融機関以外の経済主体(個人・企業・地方公共団体等)が保有する通貨(現金・預金等)の残高合計です。日本銀行が毎月公表します。
個人消費関連指標・その他の経済指標
GDP全体の約6割を占める個人消費の動向を把握する指標や、その他の代表的な経済指標を整理します。
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個人消費関連指標
消費者態度指数:消費者の景況感・購買意欲を示す指数(内閣府調査)。
家計調査:総務省が毎月公表する家計の収入・支出状況。
小売業販売額・百貨店・コンビニ売上:個人消費の実態を直接示す指標。
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その他の主要経済指標
消費者物価指数(CPI):家計が購入する財・サービスの価格変動。インフレ・デフレの判断に使用。
企業物価指数(PPI):企業間で取引される財の価格変動。CPI の先行指標となる場合があります。
完全失業率・有効求人倍率:雇用情勢を示す指標。景気の遅行指標。
鉱工業生産指数:製造業の生産活動水準を示す指標。景気の一致指標。
貿易収支・経常収支:輸出入の差額。経常収支の黒字は円高要因になりやすい。
金利の決まり方
金利とは、資金の貸し借りに対して支払われる対価(利子)の割合です。金利は資金の需要と供給のバランス、中央銀行の政策、期待インフレ率などによって決まります。
為替・金利の変動要因
為替レートと金利はともに複数の要因によって変動し、互いに影響を与え合います。
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為替変動の主な要因
金利差:日米金利差が拡大すると、高金利の米ドルが買われ円安・ドル高になりやすい。
経常収支:貿易黒字(輸出が多い)は円の需要増加を通じて円高要因。
物価差(購買力平価):物価上昇率が高い国の通貨は長期的に下落しやすい。
リスク選好・リスク回避:世界的な不安時には安全通貨(円・スイスフラン等)が買われる傾向があります。
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金利変動の主な要因
景気動向:景気拡大→資金需要増加→金利上昇。景気後退→資金需要減少→金利低下。
インフレ・デフレ:インフレ期待が高まると名目金利が上昇。
中央銀行の政策:政策金利の引上げ・引下げが金利全般に波及します。
財政収支:財政赤字が大きい国では国債増発により金利が上昇しやすい。
景気動向が株式・為替・債券に与える影響
景気の局面によって、株式・為替・債券への影響パターンが異なります。各資産の連動関係を局面ごとに整理しておくことが重要です。
景気・金利・株式・債券・為替の連動関係は、FP試験の「相場動向に応じた金融商品選択」の問題の核心です。局面ごとのパターンを覚えておきましょう。
金融政策とそれが市場に与える影響
金融政策とは、中央銀行(日本銀行)が物価安定・経済成長を目的として、金利や通貨量を調整する政策です。
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主な金融政策の手段
政策金利の操作:無担保コール翌日物金利の誘導目標を設定・変更します。
公開市場操作:国債などの売買を通じて市場の資金量(マネーストック)を調節します。
量的緩和(QE):大量の国債等を買い入れて市場に資金を供給します。金利がゼロ近傍のときに用いられます。
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金利引下げ(緩和)が市場に与える影響
株式:企業の資金調達コスト低下・消費拡大期待で上昇しやすい。
債券:既発債の相対的価値が上がり価格が上昇(利回り低下)。
為替:金利差縮小で円高になりにくく、円安になりやすい。
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金利引上げ(引締め)が市場に与える影響
財政政策とそれが市場に与える影響
財政政策とは、政府が歳出(支出)と歳入(税収・国債)を操作して景気を調整する政策です。金融政策とともに経済政策の両輪を担います。
外国為替相場の決定理論
為替レートがどのように決まるかを説明する主な理論として、購買力平価説と金利平価説があります。
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購買力平価説(PPP)
同じ商品・サービスの価格は、為替レート調整後に世界中で等しくなるという考え方。インフレ率が高い国の通貨は長期的に下落すると予測されます。
例:日本のインフレ率が米国より2%高ければ、長期的に円はドルに対して2%下落(円安)する傾向があります。
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金利平価説
金利の高い国に資金が流入して高金利通貨が買われるが、将来はその通貨が下落することで金利差が相殺されるという考え方。短期的には金利差が大きいほど高金利通貨高になりやすい。
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国際収支説
貿易収支・資本収支など国際収支の動向が為替を決定するという考え方。経常収支黒字(輸出超過)は自国通貨の需要増加で通貨高要因となります。
現実の為替は上記のどれか一つで説明できるわけではなく、複数の要因が複合的に影響します。3級では各理論の概念を概略的に理解することが求められます。
相場動向に応じた金融商品選択
経済状況・金利の動き・景気局面に応じて、適切な金融商品を選択することが資産運用の基本です。
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金利上昇局面
既発の固定利付債券の価格は下落するため、債券(特に長期債)は不利。金利上昇の恩恵を受ける変動金利型商品(変動金利預金・個人向け国債変動10年等)や、好景気に乗じた株式が選好されます。
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金利低下局面
既発の固定利付債券の価格が上昇するため長期債が有利。預貯金の利率も低下するため、より高いリターンを求めて投資信託・株式への資金移動が起きやすい。
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円高局面
外貨建て資産(外貨預金・外国債券・外国株式等)の円換算価値が低下。外貨建て資産の購入には不利だが、今後の円安を見越した購入タイミングとなることもあります。輸入企業の株式には有利。
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円安局面
外貨建て資産の円換算価値が上昇するため有利。輸出企業の業績向上を通じて輸出関連株の上昇期待が高まります。
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インフレ局面
実物資産(不動産・金等)や株式(実物資産に裏付けられた企業収益を反映)がインフレヘッジとして有効とされます。固定利付債券は実質価値が目減りするため不利になりやすい。
2. 預貯金・金融類似商品等
各種預貯金の種類と特徴
預貯金とは、銀行・信用金庫・郵便局(ゆうちょ銀行)等の金融機関に資金を預け入れる商品です。元本が保証されており、一定の利子を受け取れます。預金保険制度の対象(1金融機関・預金者1人あたり元本1,000万円とその利子まで)となるものがほとんどです。
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普通預金
いつでも自由に入出金できる流動性の高い預金。給与の受け取りや公共料金の自動引き落としなど決済機能も兼ねます。金利は低めです。
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定期預金
一定期間(1か月・3か月・6か月・1年・3年・5年等)預け入れる預金。普通預金より高い金利が適用されます。中途解約は可能ですが、金利が大幅に低下します。
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積立定期預金
毎月一定額を自動的に積み立て、満期時に一括受け取りができる預金。定期的な資金積立に適しています。
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当座預金
小切手・手形の決済に使う企業向け預金。原則として利子はつきませんが、決済用預金として全額保護されます。
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貯蓄預金
普通預金より高い金利が設定された預金口座。残高が一定額以上になると高金利が適用されます。決済機能(振込・自動引き落とし等)は使えません。
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大口定期預金(スーパー定期・期日指定定期)
スーパー定期(マル定):300万円未満の定期預金。単利・複利の選択が可能。大口定期預金:1,000万円以上から適用される高金利の定期預金。期日指定定期:1年以上預け入れ後、任意の日に解約可能。
外貨預金は預金保険制度の対象外です(外貨建商品の項を参照)。
各種信託商品の種類と特徴
信託商品とは、顧客(委託者)が信託銀行等(受託者)に金銭・有価証券等を信託し、管理・運用を委ねる商品です。運用成果は受益者(通常は委託者本人)に帰属します。
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合同運用指定金銭信託
多数の顧客の資金をまとめて運用する信託。元本補てん契約がある場合は預金保険制度の対象となります。金利は通常の定期預金並みです。
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教育資金贈与信託
祖父母等が孫等に教育資金を一括贈与する際に活用する信託。一定額まで贈与税が非課税となる優遇措置があります(1,500万円まで、うち学校等以外500万円まで)。
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遺言代用信託・遺言信託
委託者が死亡した場合に指定した受益者に財産を移転する信託。遺産分割の手続きを経ずに迅速な財産承継ができます。
純金積立・貴金属関連商品
純金積立とは、毎月一定額(または一定量)で金(ゴールド)を積立購入する方法です。ドルコスト平均法の効果で購入単価を平準化しながら金を保有できます。
金はインフレヘッジ・安全資産として機能する一方、利子・配当を生まない点に注意が必要です。保有コスト(保管料等)が発生する場合もあります。
金利・利回り計算の仕組み
預貯金や債券の収益を正確に把握するために、単利と複利の計算方法を理解することが重要です。
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単利計算
元本に対してのみ利子が計算される方式。
元利合計=元本×(1+年利率×年数)
例:元本100万円・年利1%・3年の場合
=100万円×(1+0.01×3)=103万円(利子3万円)
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複利計算
利子を元本に組み入れ、次期の利子計算の元本に加える方式。長期ほど単利との差が大きくなります。
元利合計=元本×(1+年利率)年数
例:元本100万円・年利1%・3年の場合
=100万円×(1.01)3≒103.03万円(単利より約0.03万円多い)
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実効年利率
利払いが半年・四半期等の複数回ある場合に、年換算した実際の利回り。
例:半年複利・年利1%の場合
実効年利率=(1+0.005)2-1≒1.0025%(名目年利1%より高い)
3. 投資信託
投資信託の仕組み
投資信託とは、多数の投資家から集めた資金を一つにまとめ、運用の専門家(ファンドマネージャー)が株式・債券・不動産などに分散投資し、その運用成果を投資家に分配する金融商品です。
運営には次の三者が関わります。
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委託会社(投資信託委託会社)
ファンドの設定・運用の指図を行う会社。いわゆる「運用会社」。
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受託会社(信託銀行)
投資家から集めた資産を「信託財産」として分別管理する会社。委託会社の指図に従って売買を執行します。
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販売会社(証券会社・銀行等)
投資家に対して投資信託を販売し、購入・換金の窓口となる会社。
信託財産は受託会社が分別管理するため、販売会社や委託会社が経営破綻しても、投資家の資産は保全されます。
投資信託のコスト
投資信託への投資には、主に三種類のコストがかかります。
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購入時手数料(販売手数料)
購入金額に対して一定率で徴収されます。購入時手数料が無料のファンドをノーロードファンドといいます。
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運用管理費用(信託報酬)
ファンドの運用・管理にかかる費用。信託財産から毎日少しずつ差し引かれます。委託会社・受託会社・販売会社の三者で按分されます。
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信託財産留保額
換金(解約)時に信託財産内に残される費用。換金に伴う有価証券売却コストを換金者本人に負担させることで、残存投資家の不利益を防ぐ目的があります。設定していないファンドもあります。
公募投資信託と私募投資信託
投資信託は、販売対象の範囲によって公募と私募に分類されます。
FP試験では、一般の投資家が購入できるのは公募投資信託であることを押さえておきましょう。
公社債投資信託と株式投資信託
投資信託は、株式を組み入れられるかどうかによって公社債投資信託と株式投資信託に分類されます。
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公社債投資信託
株式を一切組み入れず、国債・社債などの公社債を主な投資対象とする投資信託。価格変動が小さく安定性重視のファンドです。代表例としてMRF(マネー・リザーブ・ファンド)(証券口座の待機資金を運用)やMMF(マネー・マーケット・ファンド)があります。
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株式投資信託
約款上、株式に投資できる旨が定められた投資信託。実際には株式を組み入れていなくても「株式投資信託」に分類されます。多くの一般的な投資信託はこちらに該当します。
課税上の取り扱いも両者で異なります(株式投資信託の譲渡益は申告分離課税が適用され、損益通算・繰越控除が可能)。
単位型投資信託と追加型投資信託
投資信託は、購入できる期間によって単位型と追加型に分類されます。
会社型投資信託と契約型投資信託
投資信託は、法的な組成形態によって契約型と会社型に分類されます。
主要な投資信託商品の特徴
投資信託にはさまざまな種類があります。主なものを以下に整理します。
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インデックス型(パッシブ型)
日経平均株価やTOPIXなど、特定の指数(ベンチマーク)に連動することを目標とするファンド。運用コストが低い傾向にあります。
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アクティブ型
ファンドマネージャーが独自の判断で銘柄を選択し、ベンチマークを上回るリターンを目指すファンド。信託報酬はインデックス型より高い傾向にあります。
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バランス型
国内外の株式・債券・不動産など複数の資産クラスを一つのファンド内に組み合わせたファンド。一本で分散投資が完結します。
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ターゲットイヤー型(ライフサイクル型)
退職予定年などの目標年(ターゲットイヤー)に近づくにつれ、自動的に株式比率を下げ債券比率を高めるファンド。
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テーマ型
AI・ESG・半導体など特定のテーマや業種に絞って投資するファンド。高リターンが期待できる一方で価格変動も大きくなりやすい。
上場投資信託(ETF)
ETF(Exchange Traded Fund)とは、証券取引所に上場されている投資信託です。株式と同様に、取引時間中はリアルタイムで売買できます。
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主な特徴
日経平均株価・TOPIX・S&P500などの指数に連動するものが主流。信託報酬が低水準で、少額から取引できます。売買時に証券会社への委託手数料が発生します。
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通常の投資信託との違い
通常の投資信託は1日1回の基準価額で取引されますが、ETFは市場価格で随時取引できます。
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J-REIT
不動産を投資対象とする上場投資信託(会社型)。投資家は家賃収入をもとにした分配金と値上がり益を得られます。
投資信託のメリットとリスク
投資信託には、少額からの分散投資や専門家への運用委託というメリットがある一方で、元本保証がない点に注意が必要です。
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メリット:小額から分散投資が可能
少額資金で多数の銘柄に分散投資でき、個人では難しい投資対象(海外株式・不動産等)にもアクセスできます。
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メリット:専門家による運用
投資判断をファンドマネージャーに委ねられるため、投資知識が少ない人でも資産運用に参加できます。
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リスク:価格変動リスク(基準価額の下落)
組み入れている株式・債券の価格変動により、元本割れが生じる可能性があります。元本保証はありません。
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リスク:為替変動リスク
外貨建て資産を含むファンドでは、円高になると基準価額が下落する可能性があります。
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リスク:繰上償還リスク
純資産総額が大幅に減少するなど一定の条件が整った場合に、信託期間の満了前にファンドが強制終了(繰上償還)されることがあります。
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リスク:分配金の注意点
分配金は運用益から支払われるとは限らず、元本の一部を取り崩して支払われる場合(特別分配金=元本払い戻し)があります。特別分配金は課税されません。
投資信託の分類方法
投資信託は、投資対象・運用スタイル・運用目的の三つの軸で分類されます。
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① 投資対象による分類
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② 運用スタイルによる分類
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③ 運用目的による分類
投資信託の購入・換金・分配時の注意事項
投資信託の取引には、株式と異なる固有のルールがあります。
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購入時:ブラインド方式
注文日の基準価額ではなく、注文翌営業日以降の基準価額で約定します。投資家による価格操作を防ぐためのルールです。
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換金時:受取までの日数
換金代金の受け取りには、換金申請から数営業日(おおむね3〜7営業日)かかります。信託財産留保額が差し引かれる場合があります。
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分配時:分配金と基準価額の関係
分配金が支払われると、その分だけ基準価額が下落します。分配頻度が高いほど複利効果が薄れるため、長期の資産形成には一般的に再投資型が有利とされます。
投資信託のパフォーマンス測定
投資信託の運用成績を評価する際には、単純なリターン(収益率)だけでなく、リスクを考慮した指標を用います。
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トータルリターン
一定期間の基準価額の変化と分配金を合計した収益率。ファンドの総合的な成績を示します。
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シャープレシオ(概念)
リスク(価格変動の大きさ)1単位あたりどれだけのリターンを得られたかを示す指標。数値が大きいほど効率の良い運用といえます。同じリターンなら価格変動が小さいファンドの評価が高くなります。
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ベンチマーク比較
インデックス型ではベンチマーク(指数)との乖離が小さいほど優秀とされます。アクティブ型ではベンチマークを上回ったかどうかが評価基準となります。
投資信託の外部評価機関
投資信託の評価・格付けを行う第三者機関を外部評価機関といいます。投資家がファンドを選ぶ際の参考情報として活用されます。
外部評価はあくまで過去の実績に基づくものであり、将来の運用成果を保証するものではありません。
目論見書・運用報告書の見方
投資信託には、投資家保護のために法定の開示書類が定められています。ファンドを選ぶ際は必ず確認します。
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交付目論見書
購入申込みの前または同時に、必ず交付しなければならない書類。ファンドの目的・投資方針・リスク・費用・運用実績などが記載されています。
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請求目論見書
投資家が希望した場合に追加交付する詳細版。約款・財務諸表など補足情報が含まれます。
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交付運用報告書
決算ごと(または1年に1回以上)に作成・交付される書類。運用実績・組み入れ銘柄・費用明細などが記載されています。
ファンドを選ぶ際は交付目論見書でリスクとコストを確認し、運用報告書でその後の実績を継続的にチェックすることが重要です。